【東北・秋田・森吉山塊】 桃洞沢遡行、赤水沢下降
〜 煌めく黄紅葉のなか、ナメ100%の美渓をひた歩く 〜




【アプローチ】10/16自宅10:30=名神、北陸道、R7、日本海東北道、R285、林道
          森吉山野生鳥獣センター22:50着 車中泊
【年月日】  2018/10/17
【天候】  曇時々晴れ
【コース】  森吉山野生鳥獣センターP6:50−桃洞滝8:15−男滝9:40−コル12:05−赤水沢出合12:50/13:20−兎滝下14:55−桃洞沢出合16:20−P17:10

悪天続きの9月から天候の潮目が変わったのを機に昨年果たせなかった東北の沢行きを決行することとした。準備不足は免れないが、走り出せば先は開けるだろう。
 当初の予定は「桃洞沢〜赤水沢周遊」これは鉄板 +αで「連瀬沢から森吉山」を即座に計画した。遠距離での連チャンの沢!!
思い直して登山道歩きで「黒石川から森吉山下りはヒバクラ」さらに弱気の虫が出て「ヒバクラ登山道往復避難小屋泊」または、近くの遊歩道から紅葉の滝見物の妥協案も考えた。

 23時前に森吉山野生鳥獣センターPに到着、広い駐車場に車は2台、星を眺めて眠りに落ちる。

 立派な建物の森吉山野生鳥獣センターから森に入った瞬間、歩が進まない。
桃洞の滝までは遊歩道とのことだが、静寂の桃源郷だった。
黄葉した山毛欅の森と穏やかな流れは900km走ってきた甲斐があると思わせるに十分だ。




広い流れに入りナメを行くと桃洞の滝 カメラマンが一人三脚に一眼レフをセットしてスローシャッターを切っている。
木々の色づきは今が盛りだが、残念ながら空は薄雲が広がっている。
 「滝の右側を登ります。」 「3分待ってください。」
熱心にシャッターを切っておられる。
女滝とも呼ばれる美しい滝にオッサンがへばりついていては絵にならないのだろう。
「周遊しますので・・・」と言って右側のステップを登りだした。高度感はあるがフリクションがよく効いているので快適に登れた。



滝上からのナメと滝と呼ぶには小さすぎるナメの曲線、黄色や赤の山肌を縫って流れる水流も素晴らしい。
水深は10〜20cm位ひたひたと歩く。

中の滝を気持ちよく登り、男滝はロープとステップ 最後の2mは軽い緊張感で乗り越えた。
その後も延々とナメが続く。
倒木の瀞は急登のヤブを少しだけ巻いた。
ヤブコギなしでコルを乗っ越し、赤水沢の支流を下る。
ここも全てナメだが、少し角度のあるところはフリクションだけでは心許なく、両脇の笹や灌木を掴んで降った。
 赤水沢出合は開けた気持ちのいいところだった。
ここで遅めのランチとしたが、時間がおしているので温かい汁物は断念してビールとお握りで切り上げていよいよ赤水沢の降渓
ビールは呑むのかよって!!美しすぎる沢と山に祝杯を挙げずにはいられなかっただけなのだ。



  
赤水沢の方が桃洞沢より川幅が広くて気持ちよく開けている。
もちろん全てナメ 5m〜10mのナメ滝が3つ程ありその先で40mの兎滝が現れる。
岩自体はフリクションが極めてよく効くもののまだらに苔がついている。
角度があると突然10cm位滑って直ぐに止まったりする。
なので数メートルの滝もロープをセットした。
最初はゴボウで下っていたが、ハングした岩で落ちそうになり、兎滝は2ピッチ懸垂した。




陽が傾いてしまい陰となったが、兎滝は美しい滝だ。




ここから先も紅葉の林を縫うように流れるサラサラ、ピチャピチャのナメが延々と続く。
錦秋の彩りに見とれていると甌穴にはまりそうになる。
遊歩道に出てからの闇下は覚悟していたが、16時台に山毛欅の森を歩き、明るいうちに車に戻れた。
 近くの車の主が我が愛車を見て「滋賀県!!??から・・」
沢装備を解きながら「桃洞沢赤水沢のために900km走ってきました。」
そんな期待に応えてあまりある静かで美しい感動の一日だった。

では また どこか 邂逅の森で

SHIGEKI

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