御嶽 山スキー

〜 3000mの頂上から快適斜面を滑る 〜

【山域】 御嶽山 
【月日】 平成19年4月7日(土)
【メンバー】 兎夢氏 SHIGEKI
【天候】 快晴後雪
【アプローチ】おんたけスキー場で前夜車中泊
     4/6 (自宅21:45=竜王〜中津川IC〜R19=御岳スキー場1:50)
     4/7 雪の状態見て、御岳ロープウェイスキー場へ転進  (8:10 = 9:10)
【コースタイム】
   ロープウェイ終点 9:40 → 夏道尾根合流点 10:45 → 覚明堂 11:45 → 
   剣ヶ峰手前の座地蔵 12:25/13:00 → 夏道尾根で休憩13:30/14:20 → ロープウェイ終点 15:05


   御嶽 頂上部の鋭峰      余裕?の滑り・・


 御嶽山は大きな山、信仰の山だが、観光開発も著しいようだ。
北面にチャオ、東面にロープウェイ、南東面におんたけの3つのスキー場がある。
今回は兎夢氏の企画で(いつもそうだが)おんたけスキー場トップから頂上を目指し、山スキーを楽しもうというものだ。

 位置的には、昨年夜中までかかって念願の溯行を果たした鈴ヶ沢の東側にあたる。
自宅からは遠いこともあり、前夜車中泊で望んだ。
中津川ICから夜桜を見ながらR19木曾街道をひた走る。
左折してダム道路から王滝村を通り、どんどん高度を上げてスキー場の駐車場に着く頃には、月明かりで
雪の頂上部が光っていた。

 翌朝も快晴となり空の青と雪の白のコントラストが美しい。
目の前に見えるスキー場の下部はブッシュが出ており雪はかなり少なくなっているようだ。とか思いながらわくわく
気分で朝の腹ごしらえをしていたら兎夢氏から電話が入った。
お互い近くにいることが判り車中で合流した。
  氏曰く 
      予定のルートを眺めると雪が少ない その右隣の尾根付近はたっぷり雪がありそう
      そこは御岳ロープウェイスキー場から登る 
      つまり これから1時間位 かけてそちらへ転進するかどうか

 目の前に雪の斜面があるのに、1時間もかけての転進は若干のとまどいがあったものの、最良の選択のため、
一旦山道を下り大きく回り込んでまた山道を登ってロープウェイスキー場駐車場に到着した。

ゴンドラに乗り合わせた人もザックを背負っての山装備なので聞くとスキー場トップから剣が峰まで3時間とのこと、
あちこちの山から雲の上に浮かぶのを眺めていたあの御嶽山に初めて登れる、しかもスキーで、と思うと気分は
高揚してくる。

トップからのルートは、トレースどころか踏み固められ、迷うことなく樹林帯を登り始めた。
しかも、何人もの山スキーヤーが相前後して登って行く。
ここは、お手軽、メジャールートだったのだ。

  樹林帯を登る



樹林帯を抜けると広大な斜面とその先には突き上げるような頂上部の鋭峰が青空をバックに見渡せた。
壮大だ。
そして、右手には、青空に浮かぶ乗鞍の白い稜線、その右奥には槍、穂高も見えている。

  



森林限界を越え、左手尾根上の小屋を見ながら、一部露出したはい松の上を歩き通すとそこからは、斜度を増し
休み休みシール歩行を続ける。
兎夢氏は、何人ものスキーヤーをごぼう抜きでどんどん先へ直登、こちらはマイペースで行くがそれなりにがんばり
いくつかのグループを抜いて同氏を追いかけた。

  人は多いが爽快な登り
浅い谷を登って手前右の尾根から奧へ   はい松の平地を行く


さらに急斜面を直登する氏には付いて行けず尾根の左を巻く。
突端で休憩中の単独男性は、ゴンドラで一緒だった方、ビンディングを見るとどう見てもゲレンデ用みたいなので
聞くと 「家内のスキーに山用のアタッチメントだけを付けてブーツもゲレンデ用のまま」 とのことである。
このルートはスキー場トップからシール歩行で一度も脱着の必要もなく、下りは当然滑るだけなのでこれで十分なの
かも知れない。
しかし、重たそうだ。

巻き上がったところは、雪に半分埋まった鳥居のある斜面、たくさんの人たちが休憩していた。ここから滑り始める人
もおり悪雪の中見事なターンを披露していた。

 滑りだけの人はここから   足下はガチガチ ここから滑降


まずは頂上までとさらにシールで登る。
鳥居の上まで行くとあとはわずかなアップダウンで傾斜は緩む。
が、それまでとは一変してガチガチにクラストしており、その上に申し訳程度に新雪が乗っている状態となった。
緩やかな斜面なのにシールが全く効かず滑ることが多くなってきた。
おまけに、雪が強い風で横からたたきつけるようになってきた。
登山の人は、アイゼンを効かせてタッタカ歩いている。
なんとかシールのままで平坦な座像まで来た。
スキーでは厳しいが、持ってきたアイゼンに履き替えれば、剣が峰頂上はすぐそこだが、ガスって視界がない上に
吹雪模様なので、ここからシールをはずして滑降することにした。

ところが、ほぼ平坦なのにシールをはずしたスキーを履こうとするとズルズルと滑ってコケてしまう。
ヘタして板を流してしまっては大変、慣れないせいもあり慎重にやってると思わぬ時間をくってしまった。

クラスト斜面は横滑り多用でボチボチ滑り、雪が緩みかけた鳥居の上からは、削り取られた重雪がたまっていたりして、
快適斜面とは言えないが、大回り、中回りと思い切ってターンを切り、気持ちよく滑り降りた。

 次は、登りに巻いた急斜面、他のグループが見下ろしてる間に滑り込み、登りに目を付けておいた尾根の登山道
らしき岩場へ到着、ランチとした。
春雪舞う中、乾杯して、この急斜面を滑るスキーヤー見物しながら、兎夢氏のうどん鍋を頂戴した。

 さて、お楽しみはまだまだ、ここからハイ松の平地までの斜面、そして途中から右へ振った広い尾根の斜面は
滑りながら思わず歓声をあげる楽しさだ。
お互い写真を撮り合って滑り、その後は思い思いに存分楽しんだ。
ここは、是非パウダーの時期に滑ってみたい。

 力強い滑りの兎夢氏
 この後溜まった新雪で大転倒


 ところで、今更ながらに、装備について記しておこう。
今までのショートスキー(99cm)ではどうしても浮力、滑走安定性にもの足りず、いろいろ思案したあげく、
最も安易な方法をとった。
それは、古いゲレ板に山用ビンディングとシールを装備することで、しかも、近くの店で前日朝持ち込み、夕方受け
取って帰れるものとした。
結果、昨年ヤフーオークで1万円で購入した158cmの板に在庫のあるエボリューションのビンディング、
G3のシールとなった。
この日の山行で、兎夢氏は我が有り合わせのセットの軽さに驚き、クラスト斜面のガリガリでも勝手に外れることなく、
広大斜面の滑降では、調子に乗って、ハイターンした途端に溜まった新雪に突っ込み大転倒したが、両足とも見事
キレイに外れて弱った膝ひとつ捻ることもなかった。
ステップインではなく(履く時に手の補助必要)流れ止めを付けねばならない面倒さを差し引いてもマズマズと思えた。

 バックカントリーの最後は、樹林帯、ここまでの高度となると山毛欅の疎林とはいかず針葉樹林でそれなりに
細かくターンしなければならないし、踏み固められて溝状になってるところもあって、テクを要する。
スキー場に入ると急に超重雪となって、大腿筋の疲れが一気に出て休み休み滑り降りた。

ゲレンデボトムに着いて振り返るとまだ、春雪が舞っていた。
  
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