立山 山スキー

〜 快晴、新雪の立山でテン泊 鍋三昧 山スキー?も 〜




【年月日】  平成19年5月10〜13日
【天候】  晴れ
【アプローチ】自宅19:45=(竜王=288km=立山)=立山無料駐車場0:40 322km
【コース】
  1日目
立山駅7:20=(バス)=室堂ターミナル8:30 −室堂山荘−浄土山肩−
    室堂山荘ランチ12:30−一ノ越−室堂山荘−15:50テン場−大走谷−
    テン場 テン泊
2日目
テン場6:10−大走谷−尾根直下−8:30テン場8:50−雷鳥沢−11:30テン場
    ランチ、昼寝14:50−ターミナル17:00=立山駅18:00=ウェルサンピア立山
    風呂、宴会 車中泊
3日目
ウェルサンピア立山5:30=立山IC=竜王IC=自宅11:20

 観光地化された立山、しかし、剣、大日、立山三山や雪一杯の春山フィールドとして訪れて
みたいところの一つだ。
自宅から320km、高速を4時間弱、下道約40分の手頃?な距離にある。
緑水氏が山スキー仕上げに立山へ行くという。
何とか休みを取って5月10日木曜日の夕刻、勇んで車に乗り込んだ。

 SAで十分に休憩を取りながら、時間調整して0時01分深夜割引適用で立山ICを出た。
ナビに従って(最短ルートではなかった)走ること30分余り、左手に大きな駐車場、正面の立山駅
のロータリーを一周、疎らな駐車場で小雨を気にしながら無頼派煽って車中泊した。

晴天の翌朝 6時20分 R、P氏が見覚えのある車で現れた。
早速、シートを敷いて朝食宴会 JAF 1割引であたふたと7時20分発直通バスに乗り込んだ。
解説ビデオを聞きながら高度を上げると、木の枝に雪が積もっているではないか。
新雪の立山に期待はふくらむ。

 ターミナルから3階に上って外へ出ると、一面の雪原だった。
新雪にキャタピラ車の跡がルートとなっている。
一旦、テン場を目指してみくりが池方向へ進むが、変更  戻って室堂山荘へ向かう。
正面は浄土山、山荘の屋外テーブルに荷物をデポして、浄土山 西側の斜面 数人の先行者に続いて
シールで登る。
浄土山の肩にある展望台近くまで登ってきた。
向こう側には雲の切れ間から特徴的な笠ヶ岳の尖った白い稜線が見える。


   まずは室堂山荘から目の前の斜面を         笠ヶ岳


 さて、シールを剥がして待望の滑降だが・・・
重たい新雪で満足にターンできない。無理矢理回し込むと重雪に引っかかってコケまくる。
こんなはずじゃない
あの白山釈迦岳の酔っぱらい滑降でも気持ちよくターンできたはず
そのうち、ターンすること自体がイヤになり、最後の緩斜面は真っ直ぐに滑り込んだ。

 重荷をデポしたおあつらえ向きのテーブルでランチだ。
小魚おつまみ等でビールで乾杯、おにぎりでエネルギー補給、一ノ越へと浄土山の北面をトラバースする。
谷の奥、正面の稜線には小屋が見えている。
左手には雄山から続く立山三山の壁が立ちはだかっている。
雄山の頂上付近にも小屋が見える。
二人はツボ足だがこちらはシールで全く沈まず快適に登り、程なく一ノ越小屋に着いた。
東側の展望を楽しみにしていたが、湧き上がるガスでほとんど見えなかった。
小屋のスタッフは、雪どけに忙しそうだ。
中で小休止して、浄土山側の斜面をトラバース気味に滑り降りる。
ここでも新雪が重く快適滑降とは行かなかった。
が、見下ろす真っ白ふわふわの雷鳥沢周辺が抜群に美しい。


    一ノ越へ向かう      光る 浄土山
   一ノ越から滑る    称名川源流の谷


室堂山荘前からは、重荷を背負ってテン泊指定地へと向かう。
下りなので、好きな斜面を快適に滑っていけばいいのだが、なかなかそうはいかない。
雪どけブルの踏み跡を辿ってボーゲンで行く。
指定地には、1グループと思われる3張りのテントがあるだけ、管理棟の反対側に二張のテントを設営した。

   テン場から別山、真砂、富士ノ折立、雄山


 まだまだ陽は高いがテントの間で海鮮鍋宴会に突入した。
ビール、焼酎、無頼派とグイグイやって、海の幸で絶妙なダシの鍋をいただく。
宴はたけなわ、大日の斜面はシルエットになりだした。

 こんないい天気、夕日に輝く雪稜を見ずにいられるはずはない。
ほろ酔い満腹で雪原散歩、なだらかな大走谷へと歩き出す。
テン場から見えていた真砂方面へと登っていた人達が舞い降りてきた。
ボーダーもスキーヤーもいる。
このモナカ雪であの滑りは尋常ではない。
急斜面の尾根をハイスピードでボーダーが見事な滑降で落ちてきた。
近くに止まった、若い女性、思わず「この雪でスゴイ滑りですね 」と話しかける。
と、その横を今度はスキーヤー、コレも若い女性、急斜面で華麗にターンを決めて、後は直滑降でビユーン
と走り去った。
「うわっ すごい〜」と感嘆したら、ボーダーは「彼女は日本一ですから」・・・
次々にハイスピードで滑ってくる彼女らの仲間達
直滑降でフワフワ上下に躍動し、ジャンプでターンを繰り返す。
「パウダーなら俺もやっていたゾー」とマネするが、ジャンプしてターンした途端、スキーが雪面にめり込み、
体全体で浮かせようとするが・・・・
表面のほんの薄いクラストに引っかかって見事に顔面から雪面に突っ込んだ。
ちょっとヤバイこけ方だった。
後で聞いたら、スキージャーナルの撮影会でみんなスキー、ボードのプロとのこと。

 スキーの無様さをごまかすように夕陽で桃色に染まった雪稜に見入った。
テン場に戻って今度はテント内での酒宴となった。
緑氏のテントは、ダンロップVL3 確か 210×150 私のエアライズ2 210×130とは格段に広い。


   夕 照 いろいろ


myテントに戻る時に見上げる星空に獅子座のレグルスが輝いていた。
昨年のkyu氏の記録を参考にして 寝袋は630gを持参、もちろんシュラフカバーをして、さらにはザックに
入れたことを忘れて二つも持ってきたエアーマットを敷いて寝たがそれでも寒かった。

 快晴の朝、朝飯は緑テントでラーメン餅、奧大日岳の頂上部が朝日で輝き出す頃、昨夕と同じ大走谷を
歩き出した。
雪面は堅く締まっており、これなら快適に滑れそう との期待で嬉しくなる。
真砂岳の頂上部から西方へ張り出し、「く」の字を書くように北西へと曲折して、賽の河原の奧へストンと
落ちている大走りの尾根、これを北側から巻くように雪の詰まった谷を登る。

 この谷は、小さな、しかし、かなり急峻な尾根にはばまれ、途中で幾つにも分れる。
谷が分れ、急になる手前で担いでいた二人はスキーをデポ、アイゼン、ピッケルで左の支尾根に取り付くという。
私は右股をシールで登ることとし、ここで別れた。
この谷やその上部にも昨日のプロの深いシュプールが残っている。
ここまで登ってくると新雪がアイスバーンの上の乗って固まってはいない。
かなり急になり、ジグを切ってどんどん登る。
向こうの支尾根に二人の姿が見えるが、こちらの方が断然早い。
もう十数m先のそこに尾根芯が見えている。
が、ここで動けなくなってしまった。数分間、イヤもっと固まってしまった。
ほんの少しのアイスバーンの壁が越えられそうにない。
この傾斜でスキーやシールのの脱着も出来ない。
仕方なく、シールのまま少し下って、雪被の切れ目からアイゼンで登ろうともした。
が、軽アイゼンとストックしか持っておらずそれもやめた。


   朝日に輝きだした
  もう少しが怖くて登れなかった・・       大きくターン




 兎夢氏が来ている頃だし、テン場へ戻ろう と理由を付けて滑り降りた。
思った通り、堅く締まった雪は快適、上部はほとんどシュプールもつかない。
二人のスキーデポ地から下は、適度にエッジが効き、あッという間に賽の河原
昨夕、コケまくった緩斜面もスイスイだった。




中央の細かいターンがmyシュプール



 テン場に戻ると兎夢氏が準備中、雷鳥沢へと向かった。
しばし、休憩後、ジリジリ照りつける暑い陽射しの中、後を追うが、追いつくはずはない。
雷鳥沢を直登する兎氏、こちらはなだらかな右岸尾根を休み休み登る。
剣御前小屋まではもうふた登り、あきらめて滑り出すと、雷鳥沢の東の谷から奇声が聞こえた。
聞き覚えのある兎氏の声、ターンの度に気合いをいれながら見事に滑降していった。
こちらは、超重雪の尾根から雷鳥沢へとヨタヨタ滑り降りた。またもや自信喪失。

  雷鳥沢右岸尾根から 大走尾根が逆くの字   同 鍬崎山


 テン場に戻ると日除けを張って私の鳥野菜味噌鍋を待っていてくれた。
4人でランチ宴会、またまたビールに兎氏持参の無頼派、菊水もでてきた。
満腹でしたたかに酔ったが兎氏はもう一登り滑り、昨日からの3人はポカポカテントで昼寝をむさぼった。

 テントを撤収して荷物をまとめて収納した。持ってみると重い。
食材などが減ったはずだが、感覚的には初日とほとんど変わらない。
ちょうど、動き出した1回200円のTバーリフトに乗ってターミナルを目指す。
コケたり途中リタイアしながらも二人は尾根に乗っかった。
私もTバーを股ぐらに挟んで快調に登りだした。
上の二人に
  何でこんなんでコケるんや
って言うてやろう などと考えていると、急にリフトが止まった。
係員の厳しい指示で一旦乗車地点まで下り、散々待たされたあげく、重荷を背負ってバス時刻を気にしながら
歩くはめになってしまった。
精神的にも体力的にもエエ訓練をさせてもらった。

  Tバーリフト 1/3しか乗れず

下界に戻ってからも、温泉、宴会と楽しみは続き、高級酒に酔い、鍋で腹を満たした。
車中泊して最終日5時に起きたらもう誰もいなかった。
自宅への長い道のりのドライブも余韻を楽しみながら退屈はしなかった。

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