快晴・会心の白山釈迦岳山スキー

〜 息をのむ絶景の山頂から急斜面の谷、山毛欅の森を滑走 〜




【日 時】2007年4月29日(日)
【山 域】白山釈迦岳
【天 候】快晴
【メンバー】兎夢、kyu、kota 氏  SHIGEKI
【アプローチ】自宅19:45 = 市ノ瀬P 22:40 前夜車中泊
【コース】市ノ瀬6:10−林道トンネル7:30−ca1370山毛欅台地8:50−
     ca1720絶景ポイント10:30/10:57−丸岡谷−山頂12:05/14:00
     −ca1720絶景ポイント14:30/14:55−ca1370山毛欅台地下15:40
     −林道−市ノ瀬P18:10 

 悪天予報で1日スライドとなったので、4月28日は田舎へ帰った。
予報とは裏腹に穏やかな日和で周辺の山菜を採って春の香りを楽しんだ。
いい気分で昼寝した後、外に出ると空は黒い雲に覆われて雨が降り出していた。
スライドして正解やった。

 同行予定の兎夢氏は銀杏峰で雷に遭って温泉経由で市ノ瀬へ向かうとのこと
ならば早く行って前夜宴会しましょう。
連休1日目だが名神・北縦全く渋滞はなく順調に進み、白峰からの林道では月光に照らし出された雪稜が見えた。思わずライトを消して見入った。
 市ノ瀬は広い駐車場に2〜30台位の車、月も星も雪の白山も見える。
23時には宴会スタートで時間は十分、ニンニク鍋で祝杯を挙げた。
北斗七星から延びる春の大曲線が月の光にも霞むことなく煌めいていた。

 快晴の朝、周辺の車は何台か増えほとんどの人が準備を終了スキーを背負って次々に出発していった。
自宅から40分程で着いたという勝山からの二人と合流し、準備を始める。
このスキーセットでは2回目の山行、実は私、長いスキーをザックにセットするのが初めてだったので若干とまどった。

 スキーを付けたザックは流石に重たいが、背中に心地よい重量感、慣れないツアーブーツでの歩行も思った程違和感はない。
林道から直ぐに樹林帯に入ったが急登の上はまた林道
チョット危ないらしいトラバースのトンネルは積雪が無く、トンネル内を悠々通過、しかし、トンネルの天井コンクリートが剥がれ落ちており、こちらの方が危なっかしい。





林道から大長山


 林道を別れて全く雪のない夏道登山道へ入る。
こんなんで雪、あるんかいなぁ
   重たいスキー背負って堅いブーツで歩いてる意味ないんちゃうか〜
いや、これも訓練、訓練
等寡雪の不安を隠せないが、快晴の今日、展望と鍋宴会があるとの思いでモチは高く着々と高度を稼いだ。

 ca1280の平で一服、それなりの積雪で登山道は分からなくなり、先は急登、雪を繋ぎながらスキーに絡まる小ヤブ払い、未だ堅い雪面を危ういキックで登る。
1370の台地に登り着いた。雪は十分にある。そして素晴らしい大木の山毛欅が平地から緩く斜度をあげる雪面に適度に配されている。
   十分に雪があるやん
それにしても素晴らしい山毛欅や
等歓喜の声をあげながら、スキーを装着、次々に現れる山毛欅にまたまた歓喜しながらスキー歩行を続ける。
右手の尾根に乗ったら、紺碧の空をバックに真っ白な別山、雪面が鏡のように光る御舎利の山稜が迎えてくれた。


        山毛欅の台地を行く
  山毛欅とダケカンバ?の林

 ダケカンバの林から兎夢氏の的確な地図読みで支尾根を登り、1666Pを越えた先の絶景ポイントで大休憩
振り返ると、大長、赤兎、経ヶ岳、荒島、正面は先の光る御舎利、別山、その間には特徴的な願教寺をはじめ石徹白の山々が蒼穹に雪稜を描いている。
早くも、まったりモードで
もう、ここでエエやん
との意見も多数あったが、
    あと1時間頑張ろう
と釈迦前峰の尾根を歩き出した。
この尾根筋にも帰りの楽しみな斜面が幾つもある。

丸岡谷への下降は支谷の急斜面を横滑りで降りようとしたが、結局、4人とも尻餅ついてそのまま止まらずに、谷へ難着陸した。
ここで、疲れた二人を叱咤激励して、積雪十分、真っ白な丸岡谷源頭をあえぎ登る。
左へ向きを変え稜線を目指し、見上げると白い三角の頂点で青空に浮かんでいるように黄色い兎夢氏が両手を上げて奇声を発していた。


       尾根を登る
  丸岡谷 を行く兎夢氏    
      白山釈迦岳頂上


 休憩地からちょうど1時間、快晴、微風、白山釈迦岳の頂上にたどり着いた。
それにしても眼前に迫る大パノラマ、白山主峰群の迫力はどうだ。
少し遅れた二人を迎え、この絶景に感動の四重奏となった。

 頂上の雪面には、2週間前のYAMADA氏やoba氏達の雪テーブルの跡が残っており、
その雪をリフォームしてテーブルを設営、紺碧のドームと見渡す雪稜のパノラマの中心で宴会モードに突入した。

kyu氏からは早速、水餃子まんじゅう、私は昨日、実家裏で採ったばかりのコゴミのクルミ和えと鶏野菜味噌鍋等で祝杯を挙げた。
すると、北方から山スキーの単独男性がやってきた。
何ときょうは、
   白山主峰に登り、湯ノ谷を滑りこちらへ登り返してきた
とのこと。 HP「四季彩光」の岐阜のミサオ氏である。


 ミサオ氏登場        ポーズ

さて、2時間の山頂絶景宴会の後は、お楽しみの大?滑降だ。
丸岡谷の源頭はそこそこの斜面、ザラメの雪質はGOODで快適滑降
ミサオ氏は左の尾根をトラバース滑降したが、我々はもう少し下まで谷を滑る。
みんな滑りは、とても洗練されていて、見るからに気持ちよさそうにシュプールを描いている。

 兎夢氏は流石に力強くてスピードに乗っている。
kyu氏は、安定した滑り、初めて見るkota氏は腰高で格好のいい華麗な滑りでびっくりした。で、我が輩は、無頼派飲み過ぎで丁度酔いがまわってきた頃で、新雪でもないのにフワフワ感一杯の滑りで尻餅の連続だが、絶叫したい位の快感滑降だった。


     お先に〜    丸岡谷源頭を滑る 


 尾根に乗ってからも快適斜面が続き、写真を取り合いながら快適、シュプール合戦
絶景ポイントでのコーヒータイムも感動の嵐で話が弾む。
これで終わっても最高だが、まだまだある。
それは、あの山毛欅の大木を縫って滑るビューテフルツリーランだった。
ただそこに居るだけで嬉しい山毛欅の森、しかも残雪に立つその木を縫って滑る心地よさは例えようもない。


    山毛欅を縫って滑る
    3人それぞれ滑る

 滑り降りるにしたがって、少々小枝が出たりするが、兎夢氏は細かいターンでかわし、何とかそれに続く、後の二人はと言うと、平然と付いて滑ってくる。
かなりの山スキーヤーなのだ。
 
 1370の台地から右手の谷方向へ雪を拾って滑りかけたが、その下で単独男性が
この先はヤブで無理です 私は登り返します
とのこと、仕方なくここからスキーを担いでヤブの急斜面を下り、程なく林道に出た。
最後の林道歩きは思った以上に長くツアーブーツの足先が痛んだが、弱まった陽の青空と遠くの雪稜の間に月がくっきり姿を現し心地よい疲れを癒してくれた。




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